幻想の君に
無くした記憶の中で
微かに響く歌声
去りゆくあの日に面影残して
ねぇ君のいない世界に
目覚めて明日さえ見えない振りしたくて
少し触れた指で
弾け出す鼓動に
月夜に舞う君は
僕を光染め導く
流した涙に咲いた
儚きひとひらの華
果てゆく心にまた瞳閉じて
ああ言葉にならない
隠した想いをそっと聞いてくれたね
弱さみせた君の
瞳に映る傷跡
離れた手に残る
君の光まだ抱いて
乾いた時間が動き出す前に
神様お願い2人でいさせて
何度も何度も蘇る
あの日の後悔が
過ぎゆく季節に乗せて
薄れる記憶の中で
抱きしめたその声に
もう一度会いたい
流した涙に咲いた
儚き華のカケラは
途切れた言葉に
還して眠るよ
叶わぬ願い残して
夜明けに消えゆく君よ
夜風の奏でた幻想の君に
戻らないあの秋(とき)に
CODA
明日果てしこの世に亡骸集め
君揺れる心伝えきれず
終わりの夜二人
永き星なきこの夜に生きる希望なく
息絶えず身体伝う痛みに
まどろみ落ちる
まだ聞こえる声さえも
霞み消えゆく
もう見えない君の笑顔
忘れきれずに
あぁおなじ緑眼に映る雨
その頬を伝い
永遠を刻む記憶さえも
偽り眠る
吐息混じり言葉もなく別れ告げた君
残酷にも朽ちた心
目覚ることなく
もうさよなら
微かに聞こえた
君のピアノが
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ドラマー、パーカッショニスト 中村誠のオフィシャルウェブサイト
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